ペルセウス流星群の夜

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最近、帰り道に自転車を走らせていると、夜空を横切る光が目に入ります。

ペルセウス流星群の時期がやってきました。

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□ペルセウス流星群とは

毎年8月12、13日あたりに見られる、たぶん、一年間で一番観察しやすい

流星群です。

ペルセウスは、毎年安定してたくさんの流れ星がみえるので、個人的には年間で一番のお勧めです。

ペルセウス座は、正直なところイマイチ見つけにくいので、カシオペヤ座を見つけてください。

中学生の頃、勉強した「W」の形のカシオペヤの近くにペルセウスはいます。

ペルセ

今年、2015年は8/12~14が一番多く流れる見込みで、しかもちょうど新月!!

□流れ星にだって色々ある

流れ星を見るときは、明るさと、色と、しっぽの有り無しの違いがあります。

明るさは「等級」といい、マイナスになるほど明るくなります。

私がよく基準にしているのはみつけやすい木星の「-3」です。

北極星は「+2」、国際宇宙ステーションは「-4.7」です。

北極星になると、肉眼で見つけるのは結構難しいです。

次は、星の色!

火星やアンタレス(さそり座の心臓)のように赤い星もあれば

シリウス(おおいぬ座)やリゲル(オリオン座)の青い星もあり、

カペラ(御者座)のように黄色っぽい星もあります。

流星にも同じく、それぞれに色があるのです。

大気圏に突入した時の速度で温度が違い、いろいろな色の流星が流れます。

でも、下から眺めているとどれも同じくらい高速で流れて消えていきます。

そして迫力の星のしっぽ!!

流れ星といえば、「☆彡」こういうの、想像しませんか?

空を引き裂くように駆け抜けていく流星!!ですが、見られるのは結構レアです。

一番多いのは「。————」と、点が駆け抜けていきます。

流れ星の「彡」は「流星痕(りゅうせいこん)」といって、これが見られたときは

残像のように数秒間、流れ星の痕跡を残すことがあります。

獅子座流星群は、立派な「流れ星らしい」痕付の流れ星が多く流れることで有名なのです。

上記をふまえ、
流れ星を見るときは、「-2、赤。痕あり。」と記録すれば、それは立派な自由研究です。

□天体観測の持ち物

田舎で天体観測をする時は、夜は結構冷えるので

防寒具と、虫よけが必須になります。

その他、上を向き続けることは、かなりつらい作業なので露がおりてくる

草っぱらに寝転ぶ準備をします。

・上着・毛布

・ピクニックシート(防水)

・まくらになるもの(上着でもOK)

・虫よけスプレー・かゆみどめ

・双眼鏡

・懐中電灯(他の人の目を灼かないように赤いセロハンをはる)

・星座表

・天体望遠鏡

・デジタルカメラ

・三脚

お勧めなのが、この星座表。

全ての時間、全ての季節の星座がこれ1つで見られる優れもの!!

この小さな盤を何時間も見つめて過ごしたものです。

今も愛用中。

あと、自由研究に半球型の透明ドームの内側から

一生懸命星の位置をポインティングしてる子もいました。なつかしい!

□星の観測所

私はこのペルセウスの夜になると兵庫県西脇市にある「テラ・ドーム」に行っていました。

ここは、夏の時期は週末になると天体観測をしてくれるのです。

巨大な天体望遠鏡で木星の美しい縞模様や、神秘的な土星のわっかを見せてくれ、

宇宙の楽しい話をたくさん聞かせてくれました。

ペルセウスの夜には近所のおばちゃんがお汁粉やおでんをふるまってくれたのも

子供心に楽しい思い出です。

(結構寒いのです。)

ご高覧に感謝します☆

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