勝負は最終的に負けなければいいのだ
私はカジノでカードゲームをするのが好きです。
いつもブラックジャックのテーブルの左から2番目に腰を掛けて
ディーラーとの勝負を楽しむのです。
□ブラックジャックというゲーム
ブラックジャックは、ディーラーとプレイヤーが1対1で勝負をするゲームで
ディーラーとプレイヤーの手持ちのカードの合計が21に近い方が勝ちというのが基本ルールです。
ディーラーは自分を含めてプレイヤーに2枚ずつカードを配ります。
プレイヤーはオープンにされたディーラーのカードを見つつ
21を越えないように、ヒット(カードをもらう)かスタンド(カードを引かない)を選択するのです。
基本的に、賭け事というのは胴元にお金が集まるようになっているのですが
ブラックジャックは、ヒットかスタンドが自分で選べるのと、勝つためのセオリーがあるので
比較的勝ちやすいゲームなのです。
(ルールとセオリーについてはwikiをどうぞ。)
しかも言葉がわからなくても、カードが欲しいときは指でトントンとテーブルを叩き、
カードがいらないときは、手のひらを下にしてテーブルと平行に振れば
ゲームが成立するので、慣れてしまえばブラックジャックほど興奮するゲームはありません!!
個人的にはポーカーは集団戦で面倒だし、顔に出るし
バカラは面倒だし集中力が切れるしで、あまり手を出してないだけなのですが。。。
□勝つためのセオリー
ブラックジャックには、勝つためのセオリーがあります。
例えば、ディーラーは手持ちのカードの合計が17を超えるまでカードを引き続けなければ
いけないというルールがあるので、
ディーラーの最初のカードの数字が低い場合は、ディーラーがカードを引き続ける回数が増え、
バースト(21を越えてしまい、負けとなる)する可能性が高くなります。
なので、プレイヤーは自分の手持ちのカードの合計が13を超えたあたりでスタンドするのが
セオリーとなります。
もちろん、ディーラーが21ちょうどになってしまう可能性もありますが、
いくつもあるセオリーをある程度守っていれば、ほとんど負けることはありません。
あとはディーラーと自分の運の強さの勝負です。
それと、大事なのはあまり高い掛け額のテーブルに行かないことです。
カジノでは、最低掛け額の設定があります。
例えば、同じブラックジャックでも最低掛け額が千円、五千円、一万円…など
テーブルによって分けられています。
一番掛け額が低いテーブルには新人ディーラーが配置されることが多いので
プロカードプレイヤーの毒牙にかかる可能性が減ります。
プロは指の腹で触れば、カードの数字もマークもわかるとか (-_-)
□勝負は最終的に負けなければいいのだ
私は、カジノに行った時に心に決めていることがあります。
勝ちに行くのはブラックジャックだけなこと
コインにするのは3千円にしておくこと
初心者ディーラーしか相手にしないこと
セオリーは基本的は守ること
そして、負ける前に止めること。 ← これ大事!!
滅多に行けないカジノで お金をかけた勝負をしてて、冷静でいることは
とてもとても困難です。
1年分のアドレナリンがほんの2,3時間で放出されます。
しかも、ブラックジャックは手持ち資金が少なくても遊べる数少ないゲーム!
マカオの有名な高級カジノ「ベネチアン」は、なんと最低掛け額が3千円でした。
コイン1枚分を購入して、1回きりの記念勝負を覚悟しつつ
手のひらに汗をびっしりかきながらゲームに挑んだのはいい思い出です。
最終的にはコインは10枚ちょっとになって旅行代がちょっと浮きました。
オーストラリア、南米、中米、マカオ、ヨーロッパ
それぞれカジノのランクも雰囲気も色々なところに行きましたが
カジノが教えてくれたのは、10回勝負するとしたら、6回勝てばいいんだってことでした。
楽しいのが一番、勝てる程度が一番。
人生の中でも勝負どころがいくつかありますが、
大事な局面はもちろん全力で勝ちを取りにいかないといけないこともありますが、
戦略的に負けつつ、最後に勝てばいい勝負があるなってことが・・・
あるような、ないような。
カジノ、楽しいですよ。
チャンスがあれば、セオリーを頭に浸みこませて勝負に挑んでみてください。
ご高覧に感謝します☆
ブラックジャックに興味を持ったきっかけの小説。