空と雲の名前
今朝起きたら、ひさしぶりに日光が差し込んでいました。
帰り道では、まだ明るい夕焼け空に雲がたなびいて
とても気持ちのいい日でした。
□空の名前 雲の名前
春の空はぺったりとした水色で
夏の空は真っ青で もくりもくりと入道雲
秋の空はどことなく深い青で
冬の空は遠い感じ。
最近は空を見て「夏がくるぞ~!」と感じるようになってきました。
身近に自然がある気がして空を眺めるのは、結構好きなのですが
特に雲にはたくさんの名前があることをご存知ですか?
うろこ雲、羊雲、飛行機雲なんかはよく使います。
他にも、ちぎれ雲、羽根雲、ほそまい雲、浪雲、水まさ雲、むら雲、朧雲…などなど
風情のある名前がついているのです。
私が好きなのは彩雲。
塔ノ岳に登った時に実物をみたことがありますが 何かいいことがありそうな雲でした。
美しい!!
□日本人にとっての空
興味深いのは、日本人にとって空や星は信仰の対象とならなかったことです。
太陽神 天照大御神を除くと、ほとんど星の神はでてきません。
天照大御神と同時に生まれた月読命は、生まれてきた以外特に物語はありません。
左目、右目と生まれてきたのに、鼻から生まれた素戔嗚の方が大活躍です。
他にもアマノカガセオという星神がでてきますが、これもまたマイナーです。
ギリシャや中国では、学問として天文学が発達し、神話などもがんがん生まれていますが
日本では学問として天文学を輸入したものの、
日本オリジナル星座物語は、聞いたことがありません。
日本の神々は、高天原から降りてきて以来、地上のありとあらゆるものに宿っている
イメージなのでしょうか。
不思議です。
□おわり
なんでこんなに空の話をしているのかというと、
久しぶりに「空の図鑑」ともいうべき本を本棚から引っ張り出してきたからです。
その名も「空の名前」
「夏至」「半夏生」「土用の丑の日」
知っているようで知らない歴史のある日々や
空の名前を写真と一緒にながめる、そんな本です。
夏だし、週末にはちょっと空を眺めにおでかけしませんか?
ご高覧に感謝します☆