世界を船で旅する 出発編


a276

私は、社会人(システムエンジニア)になって5年目に

ふと人生を考え直してみました。

「10年後、どういう自分でありたいのか。」

私がよく自分で自分に問う質問です。

「その時」の私の答えは、

『限定されたシステムに精通した人間より、「世界一周してきました」と言える人間がいい!!』

子供のころから、地球の色々な場所に行ってみたいと思っていたことと

毎日の終電帰宅&ストレス解消の戦国無双&明け方に鳴る「システムが異常終了しました」電話からの

明け方出勤に テンションが明後日方向に向かいました。

スポンサーリンク

□リーズナブルな世界一周の旅を探す

世界一周は方法も予算も色々です。

「世界一周」は途方もない計画に思えるけど、実は簡単。探せばすぐにみつかります。

最初に捜したのが、世界一周航空券でした。様々な会社が50万円~で設定していて

当時は「東から西へ方面しか行けない」「30か所以上で飛行機を降りないといけない」など

素人には計り知れないルールが定められていました。(今もあるかな??)

今探してみるとHISが40万円以下で世界一周を提案していました。

びっくり!!

旅慣れていて、たくさん滞在を楽しみたいのであれば飛行機での世界一周のほうが

楽しめると思います。

私も、最初はそのルートで行く気満々でしたが

ふと目についた圏外の船旅が、なんと!行きたいところを網羅している!!ということで

突然、船旅の可能性が視野に入り始めました。

□ピースボートで世界一周

居酒屋や街中でよくみかけるアレです。

「ボランティア!」「平和!!」みたいな言葉がかる~い感じで飛び交っていて、

何かその裏で何かお金が動いていそうなイカガワシイ雰囲気があるので

正直、今でも世界一周を「ピースボートで」達成したとは言いたくありません。

とはいえ、目的は世界一周。

私が人生の中でどうしても行きたいと思っている場所を網羅していたので

ピースボートで行くことにしました。

そんなに予算があるわけでもなし、語学が堪能なわけでもなし、

お金で買える安全は、お金で買うのがイチバンです。

ということで、そのポスターを見つけた瞬間に

電話をして資料を取り寄せ、翌日には全額振り込みました。

こうして、私の世界一周は船旅に決定しました。

□船旅のいいところ

申し込んでから1か月後の出航までは、あっという間でした。

寄港地のガイドブックをチェックしたり、興味ある土地の歴史を調べたり

それはそれはこれ以上ないくらいに、熱心に旅行の準備をしました。

この熱意が受験勉強とか仕事で発揮できていたら…

たぶん、世界一周はできていなかっただろうと思います。笑

ピースボートは横浜の大桟橋から出航します。

出航の日には、大桟橋を埋め尽くすほどたくさんの人たちが見送りに来ていました。

老いも若きも、見送りの人も観光客も。
船の中では、ロールの紙テープが配られました。

テープの端を握って、手首のスナップを聞かせながら上手に投げると

対岸の見送りの人に、自分のテープの端が届くのです。

次々とカラフルなテープが投げられ、船と岸を繋いでいきます。

いつか見た古い映画のような光景です。
やがて、船が汽笛をあげました。

副船長が大きな銅鑼をならし、出航の時がきたことを船内に告げます。

ゆっくりと船が動き出し、手に持ったテープが着実に張りつめていきます。
みんなが口々に、「いってきます」「いってらっしゃい」を叫びはじめ

大桟橋には見送りの横断幕が掲げられ、何かのチームなのか

和太鼓と踊りで見送りをしてくれています。

「出発の時」というのか「別れの時」というのか、よくわからないけど

大きな感情の渦がそこにはありました。

私はあまり感傷的なタイプではないし、船旅なんて興味もなかったし

出航の時ですら心の片隅で「飛行機がよかった!」と思っていましたが

この出航の瞬間に、そんな想いは吹き飛びました。

今でもくっきりと心に焼き付いています。

つづく

ご高覧に感謝します☆

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。