合気道 紹介します


合気道をやっています、というと返ってくるリアクションは

だいたい2つに分けられます。

1つは「力がいらなくて、護身術になるっていうやつだよね。」

もう1つは「触らなくても吹っ飛ぶってほんと!?」。

実際はどんなものか合気道歴十数年の私がご紹介します。

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□合気道とは

「合気道」自体は意外と歴史が浅くて、昭和の初期に成立した武道です。

とはいえ、開祖(合気道では創始者を開祖と呼びます。)が日本の様々な武道を学び、

独自の理論で技をまとめたものなので、合気道が新興武道かというとそういうことではありません。

現在、創始者の孫にあたる植芝 守央(うえしばもりてる)氏が道主を継承され、

「合気会」の頂点にいらっしゃいます。

合気会は開祖の流れを汲む、一番大きな流派(会派)です。

私も合気会なので、ここでは合気会の話をしようと思います。

合気道って、こんなのです↓ (長いので全部見なくて大丈夫です。30秒~演武始まります)

□合気道は試合がない??

ほとんどの合気道には試合がありません。(合気道S.Aにはありますが)

演武があるのみです。

合気道の技は、襲ってきた相手の勢いを利用して関節や筋にアプローチするものが大半です。

たぶん、本気で試合なんてやったら大半の人は再起不能になるんじゃないかと思います。

骨が折れるか、肩が外れるか、筋が伸びるか…

攻撃はしない!受け身こそ最強の防御!!みたいな試合、あまり盛り上がらなさそう。

…という妄想的な理由はさておいて、

本当は合気道の精神として争うための武道ではないんです。

相手のレベルに合わせられないようでは半人前、とみなされます。

ちなみに、合気会で7段をもっているハリウッド俳優スティーブン・セガールは

映画(沈黙の○○シリーズとか)の格闘シーンで合気道を使っています。

やられる側のスタントマン、心からすごい。

□合気道は触れずして吹っ飛ぶのか

遠くから触れずに技をかける、という合気道の師範がいらっしゃいます。

できることなら、私も受けてみたい。

他の合気道の師範にも、これには懐疑的な方も多くいらっしゃいますし

私が習得できるかというと、その合気道にはあまり興味がありません。

けれど、触れるか、触れないかの絶妙なタイミングで技をかけられることはあります。

「遠くから触れずに」と「触れるか触れないか」には大きな違いがあります。

相手を抑え込もう、殴りかかろうという力の入った姿勢で突っかかっていくと

その勢いを相手に利用されます。上段者になるとほんの小さな動きで技をかけます。

先ほど書いたように人体構造的に曲がらない方向へ曲げる技がたくさんあります。

耐えていると、骨が折れたり、外れたり、筋が伸びて大ダメージを受けるので

ある程度まで技がかかると自分から飛んで、受け身を取ります。

見方によっては、この自分から受け身を取りに行く姿勢が、わざとらしく見られることもあります。

違うんです、本当に痛いんです。

そんなこんなで、合気道では「触れるか触れないか」のタイミングで相手を投げることはできます。

でも気合だけで吹っ飛ばせるかというと…

できたらすごいなぁ。

□合気道は力がいらない?

正直なところ、自分より体格の大きな男性と合気道をやる時に

力がいらないなんてことはありません。

でもこれは一般的な意味での「力が必要」ではありません。

相手の体重(重心)を自分のものにして、裁くのが合気道です。

相手の体勢を崩すために力を抜くこと、力の向きをそらすこと、

体格差を遠心力で補うこと、一瞬の力をいれる身体の部位やタイミングなど

身体と力と重心をコントロールするのが合気道だと思っています。

「力む」ことばかりが「ちから」じゃありません。

合気道は力が要らないというよりは

「体格差に関係なく技をかけられる」というのが実感としてあります。

力ずくならだれにでもできるんです。

「技」があるから合気道は楽しい。

□合気道が護身術にむいているか

合気道を始めて十数年。黒帯も持っていますが合気道で戦いに挑もうとは思いません。

もちろん前提として、武道をやっている人間が手を出すなという話ですが

護身術としても、です。

合気道には、「短刀取り」といって柄のない短刀(稽古は木製)で襲いくる

相手をさばく稽古をします。

そして、どれほどやっても必ず何度かに一度は、腕や腰や腹に刃があたります。

そもそも通常は「型稽古」と呼ばれる「型」通りにやるものなので実戦を想定してはいますが

実際は、なかなか遠いものになってしまっています。

実戦に対応できるのは、実戦対応について哲学のある師範クラスでしょう。

「生兵法は怪我の元」、たくさんの人が大怪我したんだろうなぁ。

と背筋が凍る気持ちでいる黒帯の私が、通り魔に気が付いたらどうするか。

まずは全力で逃げます。できるだけ通り魔から遠くに逃げます。

でも、背後から刺される!!という場合はためらわず構えます。

合気道には体格差でのハンデはありません。

でも頑張っても「怪我はしても死なない」程度だと思います。

□おわり

合気道には、たくさんのことを教えてもらいました。

私の信条の一つに「何ごとも始めるのにはもう遅い、ということはない。」というのがあります。

10年後の自分からみたら、今の自分は充分若い。

合気道を始めてから気が付いたら十数年。

まだまだだけど、何かを継続するには充分な時間が経ちました。

合気道じゃなくても、なんだっていいのですが

続けていると、自分なりの哲学みたいなものができてきます。

それは人生の哲学にも通じていて、いいものだなぁと思うのです。

今からでも、のめりこめる何かを探してみてはいかがでしょう。

ご高覧に感謝します☆

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