世界を船で旅する どんな部屋なの編
前回に続いて船旅の思い出を。
毎回だと飽きるので、この記事以降はぽつりぽつりとしたいと思います。
□船の部屋ってどんな感じ?
船旅の値段は部屋のグレードで決まります。
その他の食事やサービスは全部同じです。
私は値段重視だったので、見ず知らずの人と相部屋になる4人部屋(40%ほど安い)で申し込みました。
こんな感じ。写真はうまいこと撮ってますけど、本当はもっと狭いです。
それに窓がない!!
ただでさえ暗いのに、たびたび停電して大変な部屋でした。笑
部屋割りはほぼ同じ年齢の人に振り分けてくれ、いいメンバーだったので
そんな部屋でも楽しく過ごすことができました。
でも不運な人たちもいて、
早々に喧嘩をして、追加料金で一人部屋になった人がいたと聞きました。
特に年配の人は、2段ベッドに登るのがつらくて深刻な争いが勃発したりと
大変なようでした。
反対にラッキーな人は、4人部屋と同じ料金でも2人部屋だったり
窓ありだったりするので、部屋の振り分けについては、運次第です。
□選べるならこんな部屋がいい!
意外と重要なのが、窓の有無です。
密閉性が高いので、窓がないと一日中真っ暗闇なのです。
ふと起きて、部屋の4人で「!?今何時!?」 「!!1時だよ!?」「夜中じゃないよね?」
みたいな会話をしたことも数回ありました。
嵐の日は部屋で外の景色をみることもできません。
せっかく船旅をするなら、海上の窓のある部屋です。
できるなら、足音が響く最上階は避けた船の中央(揺れが少しまし)の部屋。
でも、実際のところは船次第(ピースボートは何クルーズかごとに船が変わります。)なので
自分の行くクルーズの船の船室の見学会があれば参加することをお勧めします。
(窓アリの2人部屋。爽やか!)
□船旅の持ち物(簡易版)
貧乏な船旅にあれば便利なものを列挙します。
私は荷物が少ない方なので、他にも便利なものがあるかもしれませんが…
【衣服編】
・ダウンコート
・ユニクロの薄いダウンコート(北極などに行くクルーズは必須。
氷河やフィヨルド観光は夏でも凍えます)
・腹巻(多少寒くてもこれがあれば服1枚分。)
・水着(メキシコのアカプルコで泳ぐのは楽しいです!
年配女性もみんな楽しそうに泳いでるので是非!)
・下着
・普段着Tシャツ(半袖長袖)・パンツ(ハーフや短パンがあると海などで便利)
・おしゃれ着(教会や高級レストランなどドレスコードが設定されている場合あり)
・ちょっとフォーマル(フォーマルを楽しむ日が設定されています。
どこかで民族衣装を買うのもあり♪)
・スイムタオル(すさまじい吸水性のあるタオル。本当は水泳用だけどとても便利。
寝るときに水を含ませて枕元に置いておけば加湿器替わり。)
ミズノのスイムタオルが今までで一番使いやすかった。
【靴】
・クロックス(船内は着脱しやすい靴が便利)
・登山靴(行く場所にもよりますが、山登りやガラパゴス諸島など行くならあったほうが断然便利)
・ちょっとフォーマルな靴
【衛生品】
・歯ブラシ・洗顔・シャンプー等石鹸類・爪切り・耳かき・毛抜きなどなど
・マスク(船内は乾燥していて埃っぽいです。喉をやられる人【多数!!】)
・洗濯洗剤(洗濯機が使えます)
【道具】
・紐(ちょっとした洗濯物を干したり、あると色々便利)
・双眼鏡(クジラや南十字星、がけっぷちのヤギなど、いろんなものが見えます。)
・カメラ
・ショルダーバッグ(疲れにくいし、たくさん入るし、盗られにくいのでお勧め。)
・ガイドブック(のコピーなど)必須
【嗜好品】
・本(船内にも図書館的なものがありますが、せっかくの機会です。本を選ぶのも楽しいですよ~)
・羊羹(日本茶・納豆・梅干しは朝食や夕食で食べられますが、ふと欲しくなる和菓子的な食べ物)
・飴(先述の通り空気が乾燥するのでのど飴)
・絵具・スケッチブック・ノート数冊(日記・その他)・カメラ
□船内の生活
船内生活では、貧乏旅行な割には至れり尽くせりな生活が送れます。
朝昼晩の食事は料金に含まれています。
朝とお昼はバイキング。晩御飯は(一応)コースです。
他にも居酒屋があって、別料金で枝豆や寿司などの居酒屋メニューが頼めます。
洗濯はランドリーサービスがありますが、割高なのと雑(ほつける。行方不明等)なので
洗濯機で自分で洗う人が大多数でした。
ランドリーサービスは50cm×30cmくらいの袋一杯で600円、
洗濯機は一回400円、といった感じ。
タオルは毎日部屋の清掃スタッフが取り替えてくれていました。
そう、部屋も毎日掃除に来てくれるのです。
とても(無駄に)陽気なドミニカ人が毎朝5時に「ハウスキーピーン♪」と部屋に
侵入してきたときには、心底うんざりしたのもいい思い出。。。
お風呂は、各部屋にシャワールーム(バストイレスペース)があります。
シャワールームは80cm四方くらいの狭すぎるスペースで
大波がきてもどこかしらで身体を支えられるようになっています。(そういう目的じゃないだろうけど)
また別料金で展望風呂という大海を見ながらのんびり湯船に入ることもできます。
波が高いと、湯船の中で身体をひっくり返される命がけのお風呂。
オーシャンビュー。
まぁ、基本的には快適とは言い難いです。ピースボートは。
正直、「船の旅」を夢見る年配の方の夢を粉砕する環境でした。
私の場合は目的が「不便は承知で安く世界旅行をする」と明確だったので
個人的にはあまりストレスを感じずに済みましたが
心の持ちようと過ごし方次第かもしれません。
そんな船の衣食住レポートでした。
ご高覧に感謝します☆